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 遊園地での二人のデートが終わると、とお父さんは、また手をつないで、ちゅうしゃ場にもどってゆきました。停めていた車に乗りこみ、ふたりが運転席と助手席につくと、ふたりは、またどちらからともなくハグしあいます。うれしそうにクスクスとほほ笑みあって、おたがいの背中をまさぐりあい、時折りあえぎ声をもらしながら、軽いキスを交わします。
「これから、ペンションに向かうからね」
 のお父さんが、小さくの耳にささやきかけます。
「ペンションー……?」
「そうだよ、。そこにはね、前にも言ったけど、お父さんの友達が、何人かいるんだ。」
 ふたりは、じゃれあうように、服の上からのさわりっこをしばらく続けたあとで、出発しました。
 そのペンションは、遊園地からさほどはなれていない、山の中にありました。
 上り坂になっている山中の道路をしばらく車で走った後、道をそれて、ほそうされてない山道を、ゴトゴトとゆっくり走ります。すると、林の向こうに、古いログハウスが見えてきました。
 お父さんの車は、山の中にとつぜん現れたそのペンションの前で止められました。お父さんの車のほかにも、すでに他の車が何台も、その前に止まっています。
「じゃ、。まずは、お洋服をぬいじゃおうか。」
 運転席についたまま、お父さんが言いました。は、びっくりしました。
「えっ……」
「どうしたんだ、?」
「服、ぬぐの?」
「そうだよ」
「ここでぇー…?」
「うん。」お父さんはやさしくうなずきます。「……じつはな。ペンションの中には、と同じくらいの年ごろの男の子たちがいっぱいいるはずなんだ。そこではみんな、全員がはだかんぼになっているんだよ。それですっごく気持ちいいことをしているんだ。だから、も、はだかにならなきゃ、ダメだぞ?」
 は、半信半疑でしたが、あまりにお父さんがうながすものですから、しぶしぶ、着ている服をぬぎ始めました。まず、シャツのボタンを上から1つ2つ外すと、首をぬいてシャツをぬぎます。それから、デニムの半ズボンのゴム部分に指をかけて下ろし、その下にあったおちんちんをぷるるんと出します(は、まだノーパンだったのです)。そしてそのまま、ズボンをこしの下までずり下ろし、足からぬきました。それから、くつ下もポイッポイッとぬぎ捨ててしまうと、は、すぐに上から下まで丸はだかになってしまいました。
 がはずかしそうにはだかんぼになり、ぬいだ服をかかえているると、お父さんは「えらいな、。」と言って、のほっぺにチュッとキスをし、それからくちびるを重ねてキスをしました。
 は、服を車の中においたまま、はだしのままでくつをはきなおすと、車を降りました。
 お父さんと手をつなぎながらも、くつしかはいていないので、は、終始片手でおちんちんをさりげなくかくしていて、もじもじしていました。少しはだ寒そうです。毛も生えていない、つややかでなめらかな、かたや、わき腹や、ふくらはぎが、美しい曲線をえがいています。
 お父さんはドアを閉めると車をロックして、の手を引くと、ペンションのげんかんまでやってきました。


 お父さんがチャイムを鳴らして、しばらく待つと、ドアが開けられました。中からは、こしタオル一丁の、お父さんと同い年ぐらいの男性が顔を出します。その人はお父さんを見ると、愛想よくむかえてくれましたが、そのあと、後ろでそわそわしているに目線を移すと、「わぁ、かわいいねえ」とうれしそうな声を上げました。
「かわいいでしょう。わたしの息子なんです」
「ほお、そうなんですかあ! かわいいなぁ……」
「かわいいって。よかったねえ、?」
 は、はずかしそうにおちんちんを手でかくしながら、お父さんの後ろにかくれ、もじもじしていました。
。手でかくしたりしちゃ、だめだよ」
 お父さんが言ったので、は、しぶしぶその通りにします。おちんちんは、もうすでにむくむくと大きくなってきていました。
 入り口で男の人は、赤色の短いベルトのようなものを、何本かお父さんに手わたします。
 お父さんは、うなずいてそれを受け取ると、げんかん先での前にしゃがみこんで、に目線を合わせながら、上を向いてあごを上げるように言いました。
 がその通りにすると、お父さんはの首に、そのベルトを通し、ゆるめにしめて、じょうまえでカギをかけました。
 首輪には、さらに金属の輪っかが付いていて、お父さんはそれを、手に持っていたじゃらりとしたくさりにつなぎます。
 さらにお父さんは、の片足にも、同じような赤いベルトをはめました。は、首の変な感じにとまどいつつ、首のベルトをさわっていました。
 応対してくれた男の人が、ふたりをげんかんからペンションの中へと通してくれます。は、お父さんにくさりを引かれながらを後ろについて中に入るのですが、首輪がくさりがつながり、お父さんにリードされているだけで、なんだか自分が、お父さんのペットになってしまったような感じがします。


 中に入ると、げんかんがまず、銭湯の服をぬぐ所のようになっていて、そこでまず、お父さんも服をぬぎます。服も下着も、ぬいだものを全部たなのかごに入れると、こしに短いタオルを巻きます。そして、ふたたびのくさりを引いて、今度はろうかの階段を登って、ペンションの二階へ向かいます。
 おくからは、階段からも分かるくらいに、子どものあえぎ声と、精液のにおいがただよってきていました。
 二階には部屋が三つあって、全部ベッドルームになっており、部屋の一つでは、2つのベッドの上で、男の子がひとりずつ、多くの男の人に囲まれて、犯されていました。
 男性たちも、男の子も、みんな、服を着ておらず、はだかんぼです。
 男の子たちは二人とも、と年は同じくらいに見え、ひとりは大きく足を上げて、正常位で大きな体の男の人におしりをほられていますし、もう一方の男の子は、ねころがった男の人の上にまたがり、ひざ立ちになってなめらかにこしを動かしています。
 そしては、ようやくその場にいた男の子のことを、まともに見ました。
 よく見ると、男の子の首には、のと同じ、くさりのついた赤い首輪が巻かれているのです。
 当の囲われている男の子たちは、どちらも、とろんとした表情をうかべ、気持ちよさそうな声を出しています。そして、その男の子たちの周りには、男の子たちをながめたり、手をのばして体をさわったり、写真やビデオをとったりしている男の人たちが、いっぱい取り囲んでいます。


 が、部屋の中をのぞきこんでいると、後ろで、お父さんに声をかける人がいました。
 ふり向いて見ると、お父さんよりも、一回りも二回りも年上そうな、しらがまじりで、大きな体つきのおじいさんでした。
 お父さんは、そのおじいさんにぺこぺこと頭を下げていました。おじいさんは、ゆう、大きくなったなあ、とお父さんに言い、それからお父さんの頭をなでました。
 お父さんはまるで子どものようにおとなしくしています。
 するとおじいさんは、お父さんのくちびるをうばい、下のおちんちんに手をはわせながら、ぎゅっと体をだきしめました。
 お父さんはビクンと体をはずませましたが、やがて、気持ちよさそうに体を身もだえさせ、おじいさんに寄りかかるようにします。
 でっぷりとした二人の体が、一つに重なり合います。
 は、なんだかとてもえっちな心持ちがしました。
 ふたりがくちびるをはなしても、お父さんは、おじいさんの身体に寄りかかって気持ちさそうに息をしていました。
 しばらくして、おじいさんが、のことに気がついて、「やあ、君が、ゆうの息子だね?」と言って、の頭を優しくなでました。は、なんと言っていいか分からず、とまどっていました。
 にお父さんは、「、この人はね、お父さんの、お父さんなんだ……。」と言いました。
 おじいさんは、「初めまして。おじいちゃんだよ。と言うんだね。」と、に笑いかけました。
 おじいちゃんは、お父さんと並んで立つと、「こいつは体がびん感だろう。昔っからそうなんだ。」と言って、お父さんの背中を優しくなで、おしりの線を指でなぞりました。
 お父さんは常にきょうしゅくしてばかりで、おじいちゃんに体をさわられて、からだをビクン、ビクンとふるわせていました。
 あとで聞いた所によると、おじいちゃんはこのペンションを管理しているのだそうです。
「それじゃあ、みんなにしょうかいする前に、3人で別の部屋に行こうか。家族だからね。」
 おじいちゃんはそう言って、と、それからお父さんとも、いっしょに手をつないで、別室へ向かいました。
、さっき、向こうの部屋の中を見た?」
 と、おじいちゃんが、小さな声で言ったので、はうなずきました。
 すると、おじいちゃんは、にこやかな顔で、
もね、後で、ああいうふうになるんだよ?」

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