「はぁ、はぁ、はぁん……」
 は、ぷにぷにしたほっぺたをまっかにほてらせて、口を小さくぽかんとあけたまま、体ぜんたいの力をぬいていきました。
 おじさんは、を胸のなかに優しくだきかかえたままで、の横顔に自分の顔をくっつけ、寄りそうようにしました。そのままそっとゆっくり、まるで赤ちゃんをなだめるように、ゆり動きます。はおじさんの顔のほうを、うつろな目をきょとんとさせたままふり返りました。
」おじさんは耳元でささやきます。「こっちむいて。それで、べろ、のばしてごらん。ぺろって」
 は、何でそんなことを言うんだろうと思いましたが、言われるがままに舌をのばしました。すると、おじさんは首をのばすと、の舌を、口にくわえて、ちゅうちゅうと吸いはじめたのです。
 はびっくりして、声を出そうとしましたが、舌が動かないので「ーっ! ーっ!」とのどから声を上げるしかありません。舌全体がむずむずとして、こんな感覚は初めてだったので、はじたばたとていこうしようとしましたが、おじさんの太いうでに体をかかえられているので、うまく暴れることができません。
 その間にもおじさんの口は、の口の中へ中へと入ってゆき、の舌におじさんのざらざらとした大きな舌をからませるようにしてきました。ふたりのくちびる同士は吸いあい、おたがいをこすりつけあうように、ちゅっちゅっと音を立てます。舌のほうも動きをやめずに、まるで別のいきもののようにおたがいの舌をおたがいにからませあって動きます。
「んっ、んっ、んうっ、……ぷはっ、ぅんっ、んっ、んん……」
 はこらえきれなくなり、のどから思わず子犬のような鳴き声をあげました。それから体をおじさんにあずけ、あいている手でおじさんのシャツのすそをぎゅっとにぎります。おじさんはその大きくてあたたかな手で、をやさしくだきしめ、さらに胸の中にだきよせました。
 やがて、息をするためにふたたび2人はぷはっ、とまた口を引きはなします。そうして息をあらげたまま、おたがいの顔をおたがいに見つめあいます。ほっぺを火照らせたの目に、おじさんの顔がうつりました。
、」おじさんは の耳のそばで、ささやくように言いました。「……おじさんはねえ、最初に出会ったときから、のことが大好きでね、に、こんなことをしたいって、こんなふうに服をぬがせて、キスしたり、からだやおちんちんをさわって、かわいい声で鳴かせたいとばっかり思っていたんだよ……」
 おじさんはそういうと、またすぐにの口にむしゃぶりつきます。そしてふたりはまた長いキスをくり返します。
 おじさんが、のちぢみ始めていたおちんちんを再び手でいじり始めました。おじさんが激しくもみしだいてゆくと、のおちんちんはすぐにその固さを増し、すっかり元の大きさにもどってしまいました。ふたりは舌をからめあうキスに夢中で、とくには上と下と両方からの責めに、もうされるがままになっています。おじさんは今度は、おじさん自身のズボンのベルトをいそいでカチャカチャと外し、ズボンとパンツをいっせいにぬいで、すっかり大きくなっていたおじさんのおちんちんを外に出しました。大きさはのおちんちんよりも太く大きく、根もとは毛むくじゃらで、皮のすっかりむけた先っぽは、先ばしりの液でびちょびちょでした。
 ふたりは口をぷはっとはなします。は、おじさんのおちんちんを見て、お父さんのおちんちんに似ているなぁと少し思いましたが、それ以前にその大きさにびっくりしていました。
「こわがらなくてもいいんだよ」と、おじさんが言いました。それから、すっかり温まったおじさんの大きな手で、の立ったおちんちんとおじさんのおちんちんとを向かい合わせ、先っぽを優しくくっつけます。
「ともだちんこするの?」と、が聞きました。
「あはは、そうか、ともだちんこかぁ」とおじさんは笑いました。「そうだね、じゃあともだちんこしよっか。やり方を教えてくれる?」
「うん、おちんちんをくっつけてね、ともだちんこ〜、って言うの」
「そっか。じゃあやってみようね」
 ふたりは両手でおちんちんをくっつけあいます。おじさんのおちんちんの先っぽから出てくるとうめいな液体で、おたがいのものをすり付けるたびに、くちゅくちゅといやらしい音を立ててゆきます。ふたりは裏すじをくっつけたまま、おたがいのをすり合わせてしごくようにします。
「ともだちんこぉ……」
「ともだちんこぉ……」
 ふたりはなんだかおかしくってくすくすと笑います。おじさんが、ぬらぬらと光るのあわいくちびるに軽くキスをします。はくすぐったがります。ふたりのおちんちんをこする手は、どんどん早くなっていきます。音もどんどんはげしくなります。
「あっ、あっ、あん、あぁっ、ともだちんこぉ」
「うぁっ、、かわいいよ、、ぅんっ……」
「ともだちんこぉ〜っ」
「とっ、ともだち、あっ、ああああっ」
 おじさんのおちんちんから、とつぜん白いおしっこのようなものが、どぴゅっ、どぴゅっ、と飛び出しました。すごい勢いです。液体はふたりのおちんちんにかかり、そしてそれをじゅんかつ油にして、ふたりのおちんちんをしごく手はもっと激しくなっていきます。
「あぁ、あぁ、あぁっ、っ、きもちいいよっ!」
「あっ、あぁぁっ、ああああーーん!! ああああーっ!!」
 ふたりはまたキスをします。やがておじさんのおちんちんから出る液体も出なくなり、ゆっくりと下へ流れていきます。ふたりの手の動きもだんだんとおさまり、ふたりはゆっくりと、静かにその動きをとめました。
 口をはなし、また2人で向き合います。はとってもつかれれたような気がして、ねむくなり、またおじさんの胸にもたれかかりました。おじさんは、のからだをやさしくだきしめると、そのまま布団に横になりました。おじさんの体は温かくって、まるでもう一人のお父さんにだっこされているような気分でした。は体をまるめ、小さくちぢこまると、目をつぶって少し休みました。おちんちんのほうはすっかり縮んでしまっていました。


 が目を覚ますと、時刻はもう夕方おそくになっていました。はむくりとおじさんの体から起き上がりました。
「起きる?」
「うん」
 ぬいだパンツとズボンは、布団のそばに小さくたたんでおいてありました。はパンツをはいて、半ズボンを着ると、家に帰ることにしました。おじさんはげんかんまでを見送ってくれて、くつをはいている間にもずっとのそばにいてくれました。
「このことは、他の人にはだれにも言っちゃだめだよ。もちろん、お母さんにもお父さんにも」
 はことうなずきます。
「また今度おいで。おじさんは夕方ずっと家にいるから、気軽にピンポーンっておしてね。よかったら、またこういうことしよう」
 は「うん」とまたうなずき、それからさよならをすると、おじさんと別れてその家をあとにしました。
 じぶんの家に帰ってくると、お母さんがもう帰ってきていました。ただいま、と、が言うと、
「どこに寄ってたの? おそかったじゃない」
「うん、下のおじさんと遊んでた」
「あら。お友達になったの?」
 は笑顔でうなずきました。
「なにで遊んだの」
「ないしょ。いろいろ」
「あら。なんだか楽しそうね」
 お母さんは言いました。はうれしそうにスキップしながら、テレビの前に座ると、またいつものようにリモコンで電源を点けてテレビを見はじめました。こうしてまたひとつ、にひみつができたのでした。

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