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 今日は、たいいくの授業です。
 たかひさくんは、たいそうぎに着がえて、クラスのみんなといっしょに体育館の中にやってきました。たかひさくんは、あたまには赤白ぼうをかぶり、ゼッケンの付いた半そでトレーナーと、ぱっつんぱっつんの白い短パンをはいています。白いトレーナーの上からは、やわらかなおっぱいと、でっぷりとしたお腹が、さわってほしいと言わんばかりに出ています。半ズボンはかなり短くて、ふとももからすその間に手をいれれば、すぐに白いブリーフに指がふれてしまいそうなほどです。うわばきは洗い立てのようで、ゴムがきゅっきゅっといい音をたてています。
 と、そこで、たかひさくんの後ろから、だれかがだきついてきました。
「たかひさ、おっす!」
 小林くんです。小林くんは、やわらかなたかひさくんのおっぱいを、まっ白なトレーナーの上からさわさわともんできます。
「あっ、あっ……! 小林くん。なーに……?」
「元気?」
「あ、うん、元気だけど……」
「いっしょにストレッチしよーぜ!」
「う、うん」
 たかひさくんは、小林くんとペアになって運動をすることにしました。今日はたかひさくんは、小林くんといっしょの班で、大好きな角くんとはべつべつなのです。
「じゃ、まず、たかひさからね!」
 というわけで、最初にたかひさくんが体育館のゆかに座りました。小林くんはたかひさくんの背中がわに回ります。たかひさくんはまず、太くてすべすべの両足をそろえて前にのばし、それからうしろの小林くんが、たかひさくんのまるい背中を両手でおします。
「いち、にの、さーん」
「んんーっ、んーっ……」
 たかひさくんは体をたおして、手の先を、うわばきをはいているつまさきの部分までのばします。ですが、体がかたいので、うまくのびません。……と、そこで、小林くんがたかひさくんのわき腹を両側から優しくつっついてきました。
「ひぁあんっ!」
 たかひさくんは思わず、体をはずませて声を出してしまいました。
「やっ、やぁめてよぉ〜……」
「えへへー」
 小林くんはさらに、たかひさくんのわき腹を、手の先でこちょこちょとくすぐり、まんまるいお腹のほうまで、さわさわと手をのばします。
「ぅんっ! やっ、やめてってばぁ!」
 くすぐったくて、たかひさくんは体をよじりながら、声を上げてていこうしました。
「たかひさ、きもちいー?」
「くすぐったいよー……」
「きもちいんだ〜?」小林くんはにやにやと笑っています。
「ちがうってばぁ!」
 小林くんは、たかひさくんのお腹やわき腹をなで回しながら、今度は、下の短パンのほうに手をのばします。小林くんの手が、服ごしに、たかひさくんのこかんをしつこくなでまわします。
「やっ、やぁ〜めぇ〜え〜っ!」
「たかひさ、あんまり大きな声出すと、ちんちんさわられてるって、ばれちゃうよ?」
「……」
 そう言われると、たかひさくんははずかしくなり、口を一文字に閉ざします。
「んーっ……」
「だぁいじょうぶだよ、もうしないから」
 小林くんは念をおしました。
「ねっ、じゃあ次は、足ひろげて」
「ほんとに何もしない?」
「なんもしないよー」
「ホント〜……?」
「ほんとだって」
 それを聞いて、しぶしぶ、たかひさくんは足を開きます。
 小林くんは、たかひさくんの白くてやわらかなふとももを持ちます。そして、そのままはだの部分をやさしくもみしだきます。
「たかひさの太ももって、ぽよぽよしてるね?」
「やっ、やぁっ! やめてぇ……」
「たっぷんたっぷんだぁ〜」
 小林くんが、手のひら全体を使ってさわってくるので、たかひさくんはくすぐったくって、だんだんムズムズと、えっちな気持ちになってきました。でも、それを小林くんにさとられるのがはずかしかったので、仕方なくていこうします。小林くんは、たかひさくんに手をほどかれながらも、しつこく太ももに指をはわせてきます。
 まるでくすぐるようなしぐさで、太ももの表面をつたわせたり、なめらかに指先をすべらせたり、かと思うと、耳もとにふっと息をふきかけたりします。そのたびにたかひさくんは「ふあぁっ」と声を出します。
 さらに、小林くんのゆび先は、たかひさくんの白い半ズボンのすその中から、そろそろと入りこみます。そして、中のたかひさくんのブリーフのすそまでのびてきて、つんつんとそこにふれてきます。
「はあぁん!」
 たかひさくんは、声をあげました。
 すそから短パンの中に入りこんでいた小林くんの手が、パーに広げられ、ブリーフの上から、たかひさくんのおちんちんを、手のひら全体でやさしくなでまわしはじめたからでした。
「あ、やっぱりたかひさの、立ってるー♪」
「はっ、あぁっ、あぁん……!」
 小林くんは、たかひさくんのぼっきしたおちんちんの輪かくをなぞり、そのまま今度は手全体で、上下にさすりはじめます。たかひさくんは、もうたえられません。たかひさくんは角くんのすがたを探しますが、いつのまにか角くんはどこにもいません。たかひさくんは、小林くんに後ろからだきかかえられ、おちんちんをブリーフの上で優しくしごかれて、おもわず、イきそうになってしまいました。
 その寸前で、小林くんはたかひさくんのおちんちんから、ぱっと手をはなします。
 たかひさくんは、思わずとまどってしまいました。
「ね。いっしょに、トイレいこ……?」
 小林くんは耳もとで、たかひさくんにささやきかけました。
 たかひさくんはがまんしきれず、なにも考えられずに、ついうなずいてしまいました。


 ふたりは体育館にある、男子トイレの個室に入ると、カギをかけました。トイレの外ではじゅぎょうが行われているはずです。
 入ると、たいいくぎ姿のふたりは、むかいあいました。背は低いほうなのにえっちな小林くんと、体は大きいのにおちんちんも性格もおとなしいたかひさくんとは、比べてみるととてもおもしろい2人なのでした。
 まず、小林くんがえっちなかおでほほえみながら、じぶんの白い短パンを足元まで下ろします。小林くんの、白いブリーフがあらわになりました。小林くんはおちんちんは、そのブリーフの上から見ても、わかりやすいくらいに立って、テントを作っています。小林くんは、その立ったおちんちんを、ブリーフのおちんちんを出す穴から、いそいそと出しました。出すとき、立ったおちんちんがぷるるんとゆれます。それから、小林くんの手は、たかひさくんのこかんをツツツ…と伝って、たいそうぎの短パンの上から、いやらしくさわります。たかひさくんもぬぐように、うながしているのです。たかひさくんは、小林くんの手にさわられている、自分のこかんを見ながら、口をうっとりと半開きにしてすっかり感じています。
 ふたりとも、ふぅふぅ、はぁはぁとずっと息をあらくしながら、うっとりとした表情をうかべて、なにもしゃべりません。たかひさくんは顔を真っ赤にしながら、自分の短パンをいそいそとひざまで下ろしました。たかひさくんの白いブリーフが現れます。ブリーフの下では、たかひさくんのまんまるおちんちんが立っています。
 上はたいそう服、下はパンツ姿になった二人は、トイレの個室のなかで向かいあっています。小林くんは、たかひさくんのおちんちんを、ブリーフの上から大事そうにさわって、おちんちんを出す穴から、その立ったおちんちんをぷるるんと引きずり出しました。ふたりの手が、たかひさくんのおちんちんの亀頭の上で、重なりあい、ゆびさきがふれ、からみあいました。それだけでもたかひさくんは、じんじんとした熱さが、たかひさくんの丸いゆびから、おちんちんに伝わっていくようで、すぐに感じてしまいます。ブリーフから出た、二人のすらりとした太ももが、からまりあっています。日に焼けたはだの小林くんと、まっ白なはだのたかひさくんの二人の対比が、だきあうふたりをさらにえっちに見せています。
「ね……、このまま、ズボンはいてみて?」
 と、上気した顔で、小林くんが言いました。
 たかひさくんは、立ったおちんちんをパンツの穴から出したまま、短パンをずりあげ、はきました。すると、見かけはふつうにもどりましたが、それでも、たかひさくんは短パンの下には、ぴんぴんになったおちんちんがあるのがわかります。
 小林くんは、その上からたかひさくんのおちんちんを、手のひらぜんたいをつかって、やさしくマッサージしました。たかひさくんは、感じたことのない布のすれる感しょくに、思わずせつない声を出して、くうん、くうん、とあえいでしまいます。
 小林くんも、ブリーフの穴から立ったおちんちんを出しているままで、足まで下ろしていた短パンをずりあげて、はきます。そして、小林くんの手が、たかひさくんのぷにぷにした丸い手をとると、小林くんのこかんにさそいました。
 ふたりは、短パンのうえからおちんちんをもみしだきながら、身もだえ、うれしそうなこえであえいでいます。小林くんが、そのくちびるで、たかひさくんのやわらかな首すじに口づけし、ちゅっ、ちゅっと丸いあごのラインにそって、キスをしていきます。そして、たかひさくんのうすい下くちびるをつかまえると、ちゅうちゅうと吸って、それからベロを、すきまにすべりこませていきます。たかひさくんも口をひらいて、ベロをちろちろとおたがいにからませあい、かと思うと、くちびるを合わせて、中でだ液をまぜあわせます。キスをやめて口をはなすと、ふたりのベロのあいだを、だ液が、光る糸をひきました。
 ふたりの白い短パンは――特にたかひさくんの短パンは、立ったおちんちんからの先っぽから、先走りがあふれて、シミになっていました。
 小林くんが、たかひさくんの手をとって、「ね、角のいるとこ行こっ」と言いました。たかひさくんは、どうして今、角くんの名まえがでてくるんだろうと思って、「角くん?」と、あらい息のまま、聞き返します。小林くんはうなずきます。
「もっと、もーっとえろいことになるよ?」
 小林くんは、そう言って、ぬらぬらとした舌をちょろっと出して、ほほえみました。

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