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 ふたりは、ベッドから体を起こします。
 まず角くんが、たかひさくんのTシャツを下からまくり上げ、ぬがしました。たかひさくんはうでを上げ、バンザイをして、それに従います。これでたかひさくんは、真っ白いパンツ一丁のすがたになりました。たかひさくんの、ぷりんとしたおっぱいと、白ブリーフのゴムの上に乗っかったお腹の肉、それに、太くてまっ白い太ももが、少しあせをかいています。角くんは、さっきたかひさくんがぬぎすてた半ズボンの上に、ぬがせたシャツを放ります。
 角くんは、たかひさくんのかんぼつちくびのおっぱいを手でやわらかく包みこみ、もみしだいた後、そのままそこにちゅっとキスをします。そして、大きな体をぎゅっとだきしめながら、ぺろぺろとおっぱいをなめていきます。たかひさくんは、舌でおっぱいをなぞられるたびに、ガマンできず、ひゃあ、ひいああっ、あんっ、と、はずかしい声をもらしてしまいます。
 たかひさくんも、角くんの着ている白いTシャツのすそに手をかけ、下からぬがそうとします。角くんもそれに応じ、大人しくバンザイをして、たかひさくんにシャツをぬがされました。これで角くんも、たかひさくんと同じ、白ブリーフ一丁になりました。少し色の黒いはだが、活発な男の子という印象をあたえます。


 おたがいが、白いブリーフとくつ下以外、全くのはだかになってしまうと、ふたりは顔を近づけます。それから、指を重ねて、組んだまま、ゆっくりと、あまい、あまいキスをしました。
 まず角くんが、たかひさくんのくちびるに、最初に軽くキスをして、そのぷっくりとした赤みがかったたるみに、そっと舌をはわせます。くちびるを重ね、ねっとりと、おたがいの舌をからませたあとで、口の中でベロとだ液を転がすように、愛し合います。やがて口をはなすと、ふたりは、うるんだ目でおたがいを見て、それからまた、再び熱いキスで、快楽を求め続けます。
 どちらからともなく、体を重ねあわせて、ブリーフの上から立ったおちんちんをこすりつけ合います。どちらも気のせいか、息があらくなっているようです。角くんは、たかひさくんの背中に回していた手の指を立て、くすぐるようにしていますし、たかひさくんも、角くんのおしりを、白いブリーフの上から、いやらしくなでさすっています。
 ふたりとも、白ブリーフの中は、おちんちんが立っていて、すっかり先走りが染みていました。
 角くんが片手で、たかひさくんの短めなおちんちんを、ブリーフの上からそっとさわると、たかひさくんはびくんっと体をはずませました。たかひさくんも負けずに、角くんの大っきくなったおちんちんを、両手でにぎります。角くんは、たかひさくんのしりたぶを揉んだり、真ん中のすじに、指をはわせたりします。
 ふたりは、再びねっとりとしたキスをかわしたあとで、おたがいにそれぞれのブリーフをぬがしていきました。ふたりともひざ立ちになり、ゆっくりとブリーフを下ろします。ぬがせた時に、たかひさくんのおちんちんがぷるんっと、角くんのおちんちんがぶるるんっと顔を出しました。
 ひざまで下ろして、くるんくるんになってしまった二人のブリーフを足からぬいて、ベッドの上に放ると、ふたりは、すっかりはだかんぼになってしまいます。
 相手の下っ腹のあたりをつついたり、おたがいに手を伝わせたりして、なで合いながら、今度もまたおもむろに、長い長いキスをしはじめます。
 角くんはたかひさくんをだいたまま、おしたおして、ベッドに寝かせました。
 そして口をはなすと、たかひさくんの両太ももを持ち上げ、大きなおしりを出させます。たかひさくんもひざの裏から自分の脚を自分で持ち、角くんにもよく見えるように、支えます。
 角くんは、ベッドの下にあったランドセルからローションのボトルを取り出し、フタを開けて、中身をまずたかひさくんのお腹の上にあけました。冷やっととした感しょくに、たかひさくんも少し声をもらします。角くんは、それを広げてぬりたくり、手にすくって取ると、今度はたかひさくんのおしりの穴の所に、そっと注ぎこみます。おしりの穴のまわりをなぞって、穴の中にぬりこみ、そして、指を入れていきます。たかひさくんは、指が入り出すと、高い声で「んああーんっ、はあぁーっ……!」と、あえぎました。
 二本、三本と、入れられる指が増え、速くぬき差しできるようになってくると、たかひさくんがのどからもらす息も、小刻みに、だんだんと大きくなってきました。さらさらのかみの毛からのぞくおでこや、太い二のうで、肥えたお腹などに、大つぶのあせが光っています。たかひさくんのおしりの穴を指でかきまわす角くんも、そのおちんちんはピンと立っており、先からとうめいなしずくが伝っています。ぬき差しの動きがだんだんと激しくなってゆき、ちょっと止まったかと思えば、またおくまでつき上げてくる感しょくに、たかひさくんはガマンできずに、まるでぶたさんのようにほえました。
「入れるよ……」と、角くんが言いました。
 角くんはまず、たかひさくんのおしりの下にまくらをしいて、おしりの穴に入れやすいようにします。たかひさくんも息をあらげ、今すぐ角くんに、おしりをめちゃくちゃにしてほしくてしかたがないようでした。角くんは、そのいきり立った自分のおちんちんを、たかひさくんのヒクついたおしりの穴にあてがいます。
 角くんの、固くなった大っきいおちんちんは、たかひさくんのやわらかなおしりの穴を、最初はゆっくりと、そしてじっくりと、おし進めてゆきました。たかひさくんは、自分の穴の中に、角くんが入ってきて、一つになっていく感覚に、打ちふるえました。
「んあっ……! あっ、はああーっ。ふあぁーん……」
「あー、入ってる、もう入ってるよ、たかひさ……!!」
「はあーっ、入ってくるーっ! す、角くんっ、角くんが……ああぁぁーっ……♡♡♡
 やがて、角くんのおちんちんが、根元まで、たかひさくんのおしりの穴のなかに、すっぽり入ってしまいました。穴の中はきつきつです。たかひさくんは、苦しくてたまらず、角くんは、根元までおちんちんが入ったところで、いったん休みました。
 角くんは、たかひさくんのこしにそっと手をそえてだえ、たかひさくんに、
「ゆーっくり、息はいて。かたも落として、楽にしろよ……」
 と言いました。たかひさくんはそう言われて、だんだんと力をぬいてゆきます。
 実はこれは、以前、角くんがおじさんに、初めておしりの穴を犯されたとき、言われた言葉でした。角くんは、いま目の前でたかひさくんが、おちんちんをおしりに入れられ、ベッドのシーツをつかんでまでガマンしながら、息をついて、きんちょうをほぐそうとしているのを見て、おれも最初におしりに入れられたときは、こんなにいやらしい顔をしてたのかな、と、なんだか愛おしいような気持ちがしました。


 やがて、たかひさくんのおしりのきんちょうがしだいに解けてきたので、角くんは、今度は少しだけ、おちんちんをもどします。たかひさくんは、急な動きに、んぅうっ、と再びおしりをしめつけます。そうすると角くんは動きをやめ、また落ち着いてくると、また少しだけ入れます。そして、そのぬき差しの間かくを、しだいに速く、そして、ストロークは長くしてゆきます。
 ああっ……と、だんだんたかひさくんは、何か感じはじめてきました。
 なんだかおしりのおくの方で、角くんのおちんちんのカリの部分がこすれるたび、じんわりする場所があることに気づいたのです。そして、その感じはおしりのおくで、だんだん、ぼやぁ〜っと、大きくなってきます。なんだか、変な感じです。
 たかひさくんは、おちんちんから精液が出てイクのとはちがう、ずしんと重い、でも頭の中が真っ白になってしまいそうなのを感じ、あーっ、あああ――っ。おく、おくがぁ、あたってるう―――……、と、うめきました。角くんは、うわごとを言うようにしゃべるたかひさくんが、たまらなくいやらしく、えっちな感じがして、そうすると角くんのこしの動きも、なめらかに、素早くなっていきました。たかひさくんは、あーっ、ああぁぁ、あ゛――っ!!! あ――――いいいい―――イク―――――あっあ、あ、あっ、あっあっ、ん゛あ゛――――――――!!!、と、勢いよくさけび、角くんの手を取ります。角くんも、体をたかひさくんの体に重ね、それでもこしは動かし、たかひさくんと手をぎゅっとつなぎます。たかひさ、たかひさーっ、と、たかひさくんの名前を呼びます。
 角くんも、たかひさくんも、おたがいがおたがいをすごく愛しいと感じ、ものすごく気持ちよく感じました。ふたりは、おたがいの名前を呼び合いながら、だきしめ合いながら、同時にイキました。たかひさくんは、自分のおしりの中に、どくんどくんと、液体がそそがれていくのを感じ、全身でさざなみのような快感を感じながら、ふぁああー、はああぁぁ――っ、と、息をはくようにさけびました。
 ふたりは、イッてしまってからも、つながったままでいました。体を重ねているだけで、それだけでとても幸せな心地だったからです。特に、たかひさくんは、ひいてはまた急に訪れる快感の波がおさまるまで、高いあえぎ声がもれるのを、ガマンしなければいけませんでした。
 たかひさくんの部屋の窓からは、西日が射しこんでいます。もうすぐ夕方です。
「オレたち、ひとつになったなあ。」
 おちついてから、角くんが言いました。
 まだ、ふたりはベッドの上でおちんちんとおしりがつながったまま、あせだくのはだかんぼでいます。
「うん……。」
 たかひさくんも、かわいい声でうなずきます。
「オレたち、むすばれたんだよなぁ。」
「うん」
「オレたちのさ。子ども、産まれちゃったな」
「え?」
 角くんは、たかひさくんのおしりの穴から、ゆっくりと、おちんちんを引きぬきます。
 すると、次いで、ひくひくと動くたかひさくんのアナルから、とろーりと、白い液体がもれたのです。
「あっ、ほんとだ……
 と、たかひさくんは言いました。
「オレたちが産んだ、赤ちゃんだなあ。」
 これも、じつは角くんが、おじさんに初めておしりを犯されたとき、言われたセリフなのでした。
「じゃあ、ぼくたち、けっこんしたの?」
「そうだなぁ。」
 角くんもうなずきます。
「好きだよ、たかひさ……」
「ぼくも……。あいしてる。角くん」
 そう言うと、ふたりは再びだき合い、熱い、あまいあまいキスをしました。もうすぐ、たかひさくんのお母さんも帰ってくる時間なのでした。

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