6

 たかひさくんは、しばらくしてから我にかえりました。たかひさくんは、すっかり服をぬがされてはだかんぼになって、小林くんと角くんの3人で、精子まみれになって果てていたのでした。
 すると、たかひさくんは、自分はもしかして、すごくとりかえしのつかないことをしてしまったのかもしれない、という気がして、ぽろぽろと、なみだをこぼしてしまいました。なみだは、あとからあとからあふれ出てきて、止まりませんでした。声をおし殺して、あんまりに悲しそうに泣くものですから、小林くんも角くんも、何だかもうしわけなくなってしまって、背中をさすってあげたり、トイレットペーパーで体をふいたりしてあげました。泣くなよ、だいじょうぶ、と声をかけたりもしました。
 それから、3人で服を着がえて、いそいで学校を出ました。小林くんは、一人だけちがう方向に帰る子だったので、たかひさくんと角くんは、ならんで通学路をとぼとぼと帰っていました。
 たかひさくんはまだ鼻をすすりながらなみだをこぼしていて、角くんはもうしわけなさそうに、「ごめんな」と言いました。
「ごめんな、おこってる?」
 たかひさくんはよわよわしく首をふりました。
 おこってはいませんでした。けれど、なんだかすごく悲しかったのでした。すごくこわかったのでした。
「おこってないの?」
 たかひさくんは小さくうなずきました。
「……オレ、あんなこと、するつもりじゃなかったんだ……。でも、気が変になっててさ。ごめんな。やだったよな。」と角くんは言いました。それから、精いっぱいやさしく、たかひさくんのかたをだきました。
 たかひさくんは、角くんの意外なやさしさが、なんだかうれしくなって、ちょっとだけそれにあまえていました。そばの道路をバイクが通りすぎていっても、ふたりはかたを組んで、ささえあっていました。ふたりはおたがいのぬくもりを感じあって、ほっぺたをくっつけあわせました。
 それがなんだか気持ちよくって、ふたりはくすくすとおたがいに笑いあいました。




 数日後、たかひさくんは、小林くんと角くんにさそわれて、しりあいのおじさんの家にあそびにいくことにしました。
 その「おじさん」という人をたかひさくんは知りませんでした。ですが、とてもえっちなことができると、小林くんから聞いていました。たかひさくんはこわかったのですが、角くんといっしょなら、いいかなあと、なんとなく思ったので、OKをしてしまいました。たかひさくんは、あの時なぐさめてくれた角くんのことを、少し好きになっていたのでした。
 そのおじさんの家は、近所にあるマンションの一室でした。エレベーターで上の階に行き、ろうかを少し行ったところに、おじさんの住む家はありました。
 部屋のインターホンをおすと、しばらくして、だれかの声が出ました。おじさんの声です。小林くんがインターホンに向かってなまえを言い、ともだちをつれてきたというと、しばらくして、ガチャリとドアのかぎが外れました。
 中から顔を出したのは、40才くらいの、ふとった眼鏡のおじさんでした。かみはみじかく切られ、白いランニングシャツとブリーフしか身につけていません。たかひさくんは、大人の男のひとが、はずかしい格好で出てきたので、どきっとしてしまいました。
「やあ、そっちの子が、新しいおともだちだね」と、おじさんが言いました。
「たかひさって言うんだ。だよな」
 と、小林くんが答えて、たかひさくんははずかしそうにうなずきました。
「ま、入ってよ」とおじさんは言って、3人を中に通しました。
 リビングに入ると、テレビがついていて、その前では2人の男の子と2人の大人の男性が、じゅうたんのうえではだかんぼになってセックスをしていました。
 男性はふたりとも、おじさんより若く、いっぽう2人の男の子たちは、たかひさくんたち同い年かひとつ下くらいのように見えました。その子たちは男の人と向きあってキスをしたり、おしりの穴に野太いちんちんを入れられたりして、声を出して、せいいっぱいよがっていました。
 小林くんと角くんは、すでに服をぬぎはじめていました。たかひさくんは、とてもびっくりして、思わず自分の目をうたがったほどでした。小林くんと角くんは、まず上のTシャツを二人ともぬいで上半身はだかになり、それから下の半ズボンをずるっと下ろして、足からぬいてしまうと、白いブリーフ一丁になりました。すると、ふたりはどちらからともなく手を取り合ってからだき合い、顔を近づけ、ちゅっ、ちゅっ、とはじめに軽くくちびるにキスをします。それから二人して、4人がセックスをしているほうに近づいてゆきます。
「君は、こういうとこ初めて?」
 たかひさくんのうしろから、おじさんが声をかけました。たかひさくんはふりむきましたが、なんとも言えずだまっていました。おじさんはさっきと同じ、ランニングシャツにブリーフだけのかっこうです。
「ま、慣れなかったら、最初は見てるだけでもいいよ。そういう子も中にはいるからね。」
 おじさんはたかひさくんに座るようすすめました。たかひさくんはじゅうたんの上に座ります。
 テレビにはビデオが写っているのか、こちらでも男の子が3人ほど、くんずほぐれつ、なまめかしくだき合って、おちんちんをしゃぶったり、おしりの穴につっこんだりして、見ているだけでも激しいセックスをしていました。たかひさくんはどきどきして、おちんちんが半ズボンの下で立ってくるのが分かりました。おじさんも、たかひさくんのとなりに座って、ふうと息をつきます。それからたかひさくんのほうに体をむけて話しかけます。
「ま、リラックスしてよ。初めだからしょうがないけどさ」
「……はい」
「ここではねえ、ちょっと前までは、角くんが一番新しい子だったんだけどね。角くんとは、友だちなんでしょ?」
「は、はい。友だちです」
「おんなじ学年? なん年生だっけ?」
「えっと、5年生です」
「そっかあ。もう高学年なんだね。」
 おじさんの手が、たかひさくんのかたに、ぽんとおかれました。
「は、はい」
「エッチなことは、角くんとか小林くんとかとよくやるの?」
「い、いや、まだ、そんなに……」
「数えられるくらい?」
「うん。かぞえられるくらい」
「そっかあ。じゃあまだやりたてって感じか」
 たかひさくんはうなずきました。かたから背中にかけて、おじさんの手でさすられているのが分かります。おじさんの体が、たかひさくんに密着し、タバコのにおいがします。
「オナニーとかはやってるの?」
「あ、えっと……」たかひさくんは、だんだん頭がのぼせてくるようでした。「小林くんと、角くんに教えてもらいました」
「そうなんだ。よくやってる?」
「い、いや……昨日おそわったばっかりだから……」
「へえーっ、そうなのかあ。いいなあ」
 おじさんは、終始きさくな口調でした。おじさんの手の動きは、だんだんねちっこく、細やかになっていき、Tシャツの上からわき腹をなでたり、半ズボンをはいているおしりの方にまで行って、さわってきたりします。もう片方の手も動き出して、たかひさくんのハーフパンツごしに太ももの上に乗せられて、スリスリとさすりはじめます。
 たかひさくんは、あっ、と思いました。おじさんの手は、いつの間にか、たかひさくんのこかんをまさぐっています。たかひさくんの立ったおちんちんを半ズボンの上から探って、優しくつまむように、いじりはじめます。たかひさくんは、体をよじらせそうになるのをこらえて、半目になり、だんだんと息が上がってきました。
「キスはしたことある?」
「あっ、あっ」返事をするのにもひっしです。「はい」
「じゃあ、出来そう?」
「……」
「ちょっと練習しよっか」
 おじさんは、そう言うとたかひさくんの体に向き直りました。たかひさくんも、つられて姿勢を正します。たかひさくんのこかんは、ズボンの上からも分かるくらいにふくらんでいます。
「あっはっは。そんなに力入れなくていいからさ。」
 おじさんはたかひさくんのかたをポンと軽くたたきます。たかひさくんは照れて、かたを下ろしました。
「ま、最初は軽くやるけどね。ちょっとうでを、こっちに回してみて」
 おじさんは、たかひさくんの両手を取ると、それらをそっと、おじさんの背中に回させました。
 おじさん自身もたかひさくんのかたに手をかけ、優しくなでまわします。
「手とか、動かしてみてね。口を開けて」
 そう言われて、たかひさくんは口をぽかんとあけます。するとおじさんは、慣れた感じでさっと、体におおいかぶさるようにして、たかひさくんのくちびるをうばいました。
 たかひさくんのちっちゃなベロを吸い、口の中でべろべろとかきまぜながら、やわらかいくちびるをこすりあわせます。
 たかひさくんは、すごく、気持ちいいと思い、首を上向きにしながら、すぐキスに夢中になりました。おじさんのうでがたかひさくんの頭に回って、そのさらさらのかみをやさしくかき乱します。たかひさくんも、おじさんの背中を、ランニングシャツの上からさすりさすりします。
「君、うまいねぇ……」
 と、口をはなしておじさんが言いました。
 おじさんは、たかひさくんのつき出たおなかの下へ両手をまわすと、Tシャツを下からまくりました。ぷりんとおっぱいを出すと、おじさんは、そのおむねの乳首をぴんぴん指でいじりながら、もう一回キスをしてきます。
 おじさんから、べっとベロを出されたので、たかひさくんが、それをくちびるでしゃぶります。それからおたがいに、舌のおくまでしゃぶりつくします。
 おじさんのひざが、たかひさくんの太もものあいだから入りこんでいって、こかんをぎゅっぎゅっとおしつけられます。たかひさくんは、舌は温かくやわらかくくるまれて、もてあそばれながら、おむねをビンッビンッと指ではじかれるので、すっかりまいってしまいました。
 もういちど口を放してから、ばんざいしてね、とおじさんに言われ、たかひさくんはそのまま上に、Tシャツをぬがされます。たかひさくんははやくも、上半身を、ぴちぴちのはだかんぼにされてしまったのです。するとおじさんは、今度はまたたかひさくんのこかんを、半ズボンの上からいじりながら、再びキスをします。今度はくちゅっ、ちゅぱっ、と大きな音を立てながらのキスです。半ズボンの上からでも、たかひさくんのおちんちんは立派になっていることがわかりました。
 おじさんは、半ズボンのこしまわりからちらりと見えている、たかひさくんの白いブリーフのゴム部分を指でなぞり、それから、キスしたままで半ズボンをぬがしてゆきます。
「ん、ふふうん、んふんっ」たかひさくんはおじさんとキスをしつつ、鼻から声を出します。
 半ズボンの前のボタンを外して、チャックを下ろします。たかひさくんに、こしをうかせさせると、おじさんはついに、ズボンを下半身から、するりとぬがせてしまいました。足に引っかかっているぬぎかけの半ズボンを取ってしまうと、たかひさくんはもう白ブリーフ一丁の状態です。
 おじさんは、ブリーフの上からたかひさくんの立ったおちんちんを可愛がりながら、やさしく語りかけます。
「このままこうしてたい?」
「……。はい……」
 たかひさくんは、もうすっかりとろんとしていて、なすがままです。
「だれか、ほかの子とエッチしたくない?」
 おじさんが急にそう言うので、たかひさくんは、困ってしまいました。 「だれとがいい?」
「……じゃ、じゃあ、角くんと……」
「わかったよ」
 おじさんは、たかひさくんのくちびるにちゅっとくちづけると、立ちあがって角くんをよびにいきました。角くんは、ほかのお兄さんにおちんちんをしゃぶられて、よがっていました。角くんはおじさんに呼ばれると、その人とははなれて、おじさんの後について立ちあがり、たかひさくんの元にやってきました。
 角くんは、すっぱだかで、じぶんのおちんちんを立たせながら、はだを火照らせていました。角くんは、おじさんに言われて、たかひさくんと向かい合わせになって、座りました。
「はじめは、同年代の男の子とのほうがいいと思ってさ。たかひさくんが角くんがいいって言うから」
 おじさんが角くんに説明します。
「え、オレ……?」と、角くんはとまどったように言いました。
「好きなようにやってあげて。おじさんはやることあるから」
 そういうと、おじさんは立ちあがって別の部屋へいってしまいました。
 たかひさくんは、角くんの大きくなったおちんちんに目がくぎづけでした。
「お、おっきいよね……」
「そっかな」
 角くんははずかしそうにいいました。たしかに角くんのは、小林くんのや、ほかの男の子たちのものに比べて、じゃっかん大きく見えたのでした。それにひきかえ、たかひさくんのはかなりちっちゃいものなのでした。
「さわってよ」と、角くんがいいました。
 たかひさくんは、おそるおそる角くんの、りっぱに立ったおちんちんをにぎってみました。思ったよりあたたかく、固いものなのでした。たかひさくんは、ぼーっとなりながら、角くんのおちんちんを上下にこすりはじめました。
「あ、あぁ……」
 角くんが声をもらします。角くんも、お肉がたぷたぷに乗った、たかひさくんのお腹に手をまわし、までさすっていきます。
 角くんは、たかひさくんのおっぱいに顔を近づけ、ちくびに口づけると、ちゅっちゅっと吸ってゆきます。たかひさくんは角くんのおちんちんをしごきながら、小さくかわいい声をもらしました。
 角くんが、たかひさくんのブリーフのゴムに手をかけ、こしからするっと下ろしました。たかひさくんもこしをうかせて、ブリーフを足に通し、するっとぬいてしまいます。これで、たかひさくんも全部はだかになったことになります。
 ふたりで、ひざ立ちになります。それから、熱病にうかされたように、おたがいのおちんちんをこすり合いはじめます。
「あ、あ、あっ……」
「は、は、はっ。はっ、はっ」
 やがて、ふたりはじぶんたちのおちんちんをくっつけあうと、皮をつるっとむいて、こすり合わせるように、しごきあいます。
 ふたりのからだが重なり、ふたりはだきあいました。
 息をきらしながら、ふたりはむちゅうで情熱的なキスをしました。
「んむっ、んあ、ん、ん、んん……!」
「んっ、んっ、んう、んぅんん、んんっ……♪」


 やがて、エッチするのになれている角くんのほうが、たかひさくんをゆっくりと、おしたおしました。たかひさくんもなすがままにします。ふたりはじゅうたんの上へ横たわって、熱く重なり合いながら、おたがいの頭をだき、ほんとうに色っぽいキスをします。
「んっ、っちゅ、んぅ、んあっ、あ、っちゅ、ちゅっ、はあっ、はあ、ああっ……」
 角くんは、くちびるをはなすと、たかひさくんの口もとにキスし、それからあご、首もと、と次々に、キスのあとをつけてゆきます。
 たかひさくんは体中がじんじんとしびれるように感じて、気持ちがよすぎて、こしをひねりながら自分のおちんちんを角くんのこしにすりつけて、キスをされるたびに、んはっ、んあっ、と声を出し、終わりの方では、ああーっ、んああーっ、と、大きな声でいきもだえました。
 角くんは、今度はたかひさくんの胸へ、なめらかに口づけして、右のかんぼつした丸い乳輪をちゅううっと吸いました。たかひさくんは、「あんんんっ!」という声とともに体をビクン!とはずませました。
 角くんは、体をシックスナインの形になるように回りながら、たかひさくんの大きなお腹をよこぎるようにねっとりと舌をはわせ、さらにその下へとむかっていきます。
 お腹の下のあたりをちろちろと舌先でくすぐり、それから、たかひさくんの立ったおちんちんのそばを、これまたねっとりと舐めまわします。
「はぁ〜ん、あぁ〜ん……!」と、たかひさくんは大きな声で鳴きました。
 角くんは、たかひさくんの大きなたまたまを、大事そうにゆっくりと口にふくみました。それからくちのなかに入れると、ころころと舌でなめまわし、そのあとではき出すと、いよいよこんどはおちんちんの根元から、あざやかなピンク色をした先っぽのほうヘ、つつーっと舌をはわせました。
 たかひさくんは、もう天にものぼるような心地で、「はぁーん! あぁー!」とさけびながら、近くにあった角くんのおしりに手をのばしました。足のあいだから角くんのたまたまの裏をさわり、それから、ぼっきした角くんの大きなおちんちんをやさしくにぎります。その固く大きなおちんちんは、角くんのぬくもりでいっぱいでした。
 角くんは、いままでの責めと、たかひさくんのびんかんな反応で、すっかりとてもエッチな気分になっていたので、たかひさくんにおちんちんを裏からつかまれたとたん、声を出してしまいました。
「あぁっ! も、もっと、もっとぉ……!!」
「あはぁーっ、あぁっ、あーっ!! あああーんっ!!」
 ふたりは、完全にシックスナインの体勢になって、おたがいのおちんちんをしげきしあいました。角くんは、たかひさくんの大きな下半身をかかえ、その肉のたっぷりついたおしりを、やわらかく、まんべんなくもみしだきます。それから、固くなったおちんちんをくわえて、頭を動かし、吸ってゆきます。たかひさくんも、おちんちんからなにかを吸いとられるように、こうこつとした表情をうかべながらも、角くんの大きなおちんちんを両手で持ち、必死になめて、口でしごきます。
「ふうー、んーっ、んっ、んっ、んうっ、んんー、んっ、んんんーーーー!」
「あっ、おんっ、おっ、お、お、おぉ、おおお、おんんんーーーっっ!!!」
 そうしてふたりは、おたがいのおちんちんをくわえたまま、のどから声をだして、びくんびくんとイってしまいました。ふたりのかおには、おたがいの、白い精液がぶちまけられて、すっかりきたならしくなったのでした。

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