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 たかひさくんは、体の大きい、太った男の子です。
 ある日のほうかご、たかひさくんは小学校へ忘れものをとりに、通学路をもどって走っていました。
 つき出たおなかに緑のしましまのTシャツを着ていて、ごく短い半そでからは、むちむちの二のうでがのぞいています。下の短パンもたかひさくんがはくにはぴっちぴちで、ブリーフのすそが時々ちらりと顔をだすほどです。きゅうくつそうな黒いランドセルをがちゃがちゃと鳴らし、さらさらのかみの下のおでこには、うっすらとあせがにじんでいました。
 みんなが帰ったあとの学校にもどってきたたかひさくんは、げた箱でうわばきにはきかえました。しょうこうぐちは、がらんとしています。……と、そこでたかひさくんは、小林くんと角くんのくつが、まだ残っていることに気がついたのでした。


 たかひさくんは、ふたりが以前からことあるごとに、いちゃいちゃとエッチなことをしているのに気がついていた同級生の一人でした。
 ですが、たかひさくんは他のクラスメイトたちのように、小林くんや角くんにちょっかいをかけようとはしていなかったのでした。たかひさくんは、元々おとなしい男の子で、外であそんだりするのもあまり好きではない子でした。ただだまって、ふたりがおたがいに体をさわりあったり、おちんちんをズボンごしにもみあったりしているのを、遠くでじっと見ては、こかんをきゅっとさせているだけでした。
 たかひさくんも、じつは自分のおちんちんをさわったり、いじって大きくしたりするのがだいすきだったのです。でも小さいころから、そこはいじってはいけないところなんだよ、と教えられていたので、ずっとこらえてきたのでした。そんなところをだれかにみつかってはたまらない、とおもったからです。たかひさくんは、小林くんと角くんがえっちな風に、いちゃいちゃしているのを想像するたびに、その短パンの下の小さなおちんちんがむずむずしてくるのでした。


 西日の差しこんでいる教室に入ると、たかひさくんはきょろきょろと、小林くんと角くんのふたりの姿を探しました。ですが、そこにもだれの姿もありません。少し気になりはしたのですが、しかたがないので、たかひさくんはじぶんの忘れものを机から取ると、もう帰ってしまうことにしました。
 そして教室を出たところで、たかひさくんは、思わず足がとまりました。教室のすぐそばにはトイレがあるのですが、その男子トイレのおくから、なぜだか小林くんのよろこぶようなあえぎ声がするのです。たかひさくんは思わず、そのまんまるな手をきゅっとにぎりしめました。
 たかひさくんはおそるおそる、ですがこうきしんのおもむくままに、うわばきの音を立てないようにしてトイレの中に入っていきました。声はどんどんはっきりと聞こえてきます。小便器のならんでいる男子トイレの中には、だれもいませんでしたが、小林くんのあえぎ声は、トイレの個室の中から、はっきりと聞こえてくるようです。たかひさくんは、そっとそちらに近づいていくと、個室のドアのすきまに、視線をすべりこませて、中をのぞきこみました。
 中では、案のじょう、小林くんと角くんが、二人でいやらしいセックスをしていました。角くんが便器の上にこしかけ、その上に小林くんが座ってこしを動かしています。小林くんも角くんも全身すっぽんぽんになっていて、ぬいだTシャツや半ズボンやブリーフは、ぬいだままの状態で地面に落ちています。
 角くんは小林くんに乗っかられていて、そのぼっきしたおちんちんと、小林くんのおしりの穴でつながっていて、小林くんに乳首をいじられながら、ひとつになっています。
「あっ、あっ、はぁぅ! はぁっ、あぁっ、あ、あっ、あぁん!」
 小林くんに乳首をはじかれるたび、角くんは、びくんと体をふるわせて、いい声で鳴きます。小林くんも目をつぶりながら、うわごとのように、
「ぁああんっ、角っ、いいよっ、角ーっ……!」
 とつぶやいています。角くんがこしをつきあげるたびに、小林くんは「あぁんっ♪ あぁんっっ♪」といい声を上げます。外からのぞいていたたかひさくんは、すごくドキドキしていました。すごくいけないことをかいま見ているような、そんな感じです。たかひさくんは、自然にズボンのふくらみを大きくさせていました。むちむちした太ももは内股になって、もじもじとすり合わせています。
 中はうす暗く、小林くんと角くんのほてった白いはだのほかに、とくに目立つものはありません。やがて、角くんの上でおしりをつかれていた小林くんの目が、こっちを見ました。たかひさくんはドキリとします。でもバレているはずはありません。どうしたのでしょう。……と、そのとき、たかひさくんは気がつきました。ドアのすき間からは、トイレのあかりが入ってきていたことを。そしてたかひさくんがのぞいていたことで、それがさえぎられ、かげになっていたこと。
 小林くんが、「だれか、そとにいるうっ」とあえぎながら言いました。
 たかひさくんはびっくりしてしまって、そのひょうしに、足もとをこすらせて音を出してしまいました。中の二人は、その音に気づいて動くのをやめました。たかひさくんは、しまった、と思いました。見つかってしまったにちがいありません。もう、ふたりのえっちな姿が見られないんだ、と残念がる気持ちもありました。
 小林くんはおしりから角くんのおちんちんをぬくと、はだかんぼのままでドアにむかって歩み寄りました。たかひさくんはどこかにかくれようとしたのですが、ここではどうにもならないとさとり、その場からにげようとしたところで、個室のドアがあけられて、中から小林くんのうでがぬっとのびてくると、たかひさくんの太いうでをぐっとつかまえてしまいました。たかひさくんは、力はあったので、ぱっとすぐにその手をふりほどいたのですが、すでにその体勢は、すっかりへっぴりこしになっていました。
 小林くんは、にやりと笑って、「あ、たかひさじゃん」と言いました。個室の中からは、さらに後ろからはだかの角くんが顔を出し、外に出てきます。ふたりとも、とてもえっちな顔をしてにやにやほほえんでいました。
 ふたりはたかひさくんを両側からとりかこむと、うでをがっしりとつかんで取りおさえました。それから二人で、個室のなかに引きずっていこうとします。「や、やっ」とたかひさくんは声をあげ、それらをふりはらおうとするのですが、えっちな気分になっている小林くんや角くんはかまわずに、逆に今度は小林くんが、さっとたかひさくんのこかんに手をのばしました。それからおちんちんの辺りをさわって、その位置をみつけると、形に合わせて上下にこすりはじめます。角くんも負けずに、短パンごしにたかひさくんのこしやおしりのあたりを、ねちっこくさわさわとさわってゆきます。それと同時に、角くんはたかひさくんの手を取って、その指先を、じぶんのおちんちんにさわらせます。
「や、や、や、や、やっ」
 たかひさくんはおどろいてそう言ってしまいました。そのこしはますますにげごしになっていきます。角くんがたかひさくんの手におし付けてくる、角くんのおちんちんは、たかひさくんのよりもずっと大きくてカチンカチンなのでした。興奮してすでに半だちになっていた、短パンの下のたかひさくんのおちんちんも、もうすっかり固くなってしまい、たかひさくんの火照ったほっぺはますます赤くなりました。
 結局、たかひさくんはずるずると個室の中にひきずりこまれてしまいました。
 中に入ってしまうと、小林くんは個室のドアを閉めました。三人も入ってしまったおかげで、個室の中はすっかりぎゅうぎゅうです。まっぱだかの小林くんと角くんは、両側からたかひさくんのうでをとりおさえたままで、再びたかひさくんのこかんをマッサージするのを再開します。同じように、こしから太ももや、おしりの表面のあたりも、またしつこくさわりまくっています。たかひさくんは悲鳴をあげました。
「どっ、どうしてこんなことするのぉっ!?」
「たかひさが暴れてるからだよ」
 小林くんが、小声でたかひさくんの耳元にささやきかけました。
「たかひさだってさ、本気であばれてないじゃん。本当はきもちいんでしょ?」
「きもちよくないよっ!」
「じゃあ、本気でていこうしてみてよ」
 たかひさくんは、ぶんぶんとふたりをふりほどきました。それからこかんをおさえて、背後のドアによりかかります。そのひょうしにしょっていたランドセルがぎゅむっと音を立てました。たかひさくんは息も絶え絶えです。
「どうしたの? ちんちん立ってるの」
「立ってないよおっ!」
「ね、たかひさ。ちんちん見せてみてよ」
「いやっ!」
「ちょっとでいいからさ。じゃあ、生は見せないでいいから。パンツみせてくれるだけでいいよ。」
「やだーっ!」
「ちょっとでいいから。10秒だけ!……」
「……」
「ね。ね、お願い。じゃあ、5秒でいいから」
 小林くんが何回も、何回もしつこくせまるので、たかひさくんは、そんなにちょっとだけなら、別にいいかなあ、と思い、しぶしぶ自分のパンツをふたりに見せることにしました。パンツを見せたら解放してくれるかもしれない、とも思ったからです。
 たかひさくんは、はいていた短パンを正直に、ブリーフのこかんの部分だけよく見えるようにして、さっと下ろしました。いつもおしっこをするような体勢で、たかひさくんは小林くんと角くんに、自分のブリーフを見せたのでした。たかひさくんのこかんでは、ブリーフの上からおちんちんが、はっきりとテントを張っているのがわかりました。
「あ、たーってるう!」
 と小林くんが言いました。角くんも、小林くんといっしょににやにやしていました。
 それから、小林くんと角くんは、5秒だけたかひさくんのブリーフの下のおちんちんをじっと見つめます。たかひさくんは、すごく変な、もやもやした気分でした。
 すると、小林くんは、ブリーフの上からそれに手をのばしてさわりました。たかひさくんは「や、やぁっ」とていこうして、すぐにズボンを元にもどしたのですが、手の力が弱まったところで、角くんにがっしりと、うでをおさえられたかと思うと、さっと両手を後ろに回されてしまって、ていこうできなくなってしまいました。
 小林くんは、しばらくたかひさくんの短パンの中に手をいれて、こかんあたりですごい勢いにもぞもぞとうごめかせていました。「あーっ、あーっ!」とたかひさくんは、こしを動かしてていこうします。すると、小林くんは、次にたかひさくんの短パンから手をひっこぬいたかと思うと、そのまま短パンの、ゴムの部分をつかんで、いっきに地面へずりおろしてしまいました。たかひさくんの、白いブリーフがあらわになります。たかひさくんは「いやあーっ!!」と叫びました。
 小林くんは次に、そのブリーフのゴムの部分に手をかけて、ずり下ろそうとし、たかひさくんのおちんちんを出そうとしました。たかひさくんはこしをひねってていこうしようとするのですが、背後の角くんが、たかひさくんのうでと足にからみついて、すっかりおさえつけられてしまっています。小林くんは、たかひさくんのおちんちんを、ついにパンツからぽろんと出しました。
 たかひさくんのおちんちんは、小さいけれども、固く、上に向かってぴんと立っていました。
 小林くんが、「オナニーしたことある?」と小声でたかひさくんに言いました。「な、ない、なーいっ」とたかひさくんは答えました。たかひさくんはオナニーという言葉もよく知らなかったのです。それを聞くと、小林くんは、たかひさくんのおちんちんの包皮をぺろりとむき、それからしごきはじめました。
「あっ、ああんっ」
 たかひさくんは思わずあえぎ声をあげ、こしをくねらせました。
 その後ろで、顔を真っ赤にした角くんは、たかひさくんをだきかかえ、ぴっちぴちの緑しましまTシャツの上から、やわらかい胸をもみしだき始めたり、たかひさくんの大きなおしりをさすりはじめます。小林くんと角くんからの三点責めに、たかひさくんは「やーっ、あぁーっ」と絶えず息をもらし、身もだえます。角くんの手の動きはとどまるところをしらず、小林くんも、ただたかひさくんのおちんちんをしごくだけでなく、その下のたまたまや、太いふとももなどにも指をはわせ、さわります。
「おしっこが出そうになったら言って」小林くんが言います。
「で、で、でそう、でるーっ」
 たかひさくんがすかさず答えました。
「じゃあ、それ出しちゃって。おしっこじゃなくて精子が出るから」
 こばやしくんがそう言って、さらにおちんちんのしごきを早めます。
 たかひさくんは「ふあっ、あぁーっ」と声をあげて、ぴゅっ、ぴゅっと勢いよく射精しました。
 出た精子は、小林くんの顔に何回かかかりました。
 たかひさくんは頭がまっしろになって、地面にちゃんと立っていられなくなり、角くんに支えられながら、ゆっくりとひざからゆかに座りこみました。小林くんは、自分の顔にかかった、たかひさくんの精子をゆびでふき取り、ぺろりとなめます。
「たかひさの精子おいしー」
 そう言って小林くんは笑います。それから、今度は角くんとふたりで、たかひさくんをもういちど両側から取りかこむと、しょっていたランドセルを下ろさせてから、Tシャツの上からたかひさくんの体をさわさわとなで回しはじめます。また、シャツの前をまくりあげて、その大きなおなかとおっぱいを出させました。はいていたままのブリーフもこしから下ろし、ぬがしてしまって、足もとに引っかかっていた短パンといっしょに足からぬいてしまいます。それから二人は、たかひさくんの手をとると、自分たちのおちんちんをしごかせるように、その手を自分たちのおちんちんにもっていきます。
「たかひさ、さわって……」
 小林くんが言います。たかひさくんはおぼろげな意識のなかで、ふたりのおちんちんを力なくさわりはじめます。小林くんと角くんはおたがいうっとりした表情をうかべながら、たかひさくんの首すじやほっぺに軽くキスをします。3人は、上気したはだをおたがいに寄せあいながら、やがて、くちびるをからませて、3人でディープなキスをしました。最初は、小林くんと角くんがたかひさくんのくちびるをきそってうばうようなかたちで、一方的なものでしたが、舌をからませあってゆくうちに、たかひさくんもすぐに順応して、三人で音を立てながら、くちびるをかさねあわせ、べろをなめあっていきます。
「んう、んんっ、んっ、むっ、んんっ、んうぅ……」
「ふ、ふわあ……!」舌がしびれたような感じがして、たかひさくんは口をはなしました。そのこうこつとした快感が、全身に広がっていくようで、とても気持ち良かったのです。いつのまにかその小さなおちんちんも、すぐに固さを増していました。それからまたすぐに、3人でのキスに夢中になります。ふんわりとやわらかいくちびるの感しょくに、3人はおぼれてゆきます。
「あ、あうぁっ、うんっ、んむっ、む、んっ、んん、んっ、んむん、んっ……♪」
 たかひさくんの手は、むちゅうになって小林くんと角くんのおちんちんをしごいています。小林くんと角くんは、たかひさくんとキスをしているあいだに、持ってゆく場のなかった手をたかひさくんのTシャツの中にすべりこませ、そのままバンザイをさせると、その太いうでをぬかせて、かたの上までTシャツをぬがせました。それから口を一度はなすと、シャツから首をぬかせ、なんとたかひさくんは、上から下までまっぱだかになってしまいました。しかも小学校の、トイレの個室の中でです。同じように、はだかんぼうの小林くんと角くんは、まんぞくしたようにたかひさくんを見つめると、もう一度たかひさくんのむっちりしたはだにだきついて、またそれから三人でくちびると舌をからめあいました。
「んうんっ、むっ、あふ、んっ、む、んむっ、はぁっ、ふっ、んっ、んっ、んぅんっ……」
 小林くんと角くんは、たかひさくんの手からはなれたおちんちんを、たかひさくんの厚みのあるからだにこすりつけるようにします。それから両側からたかひさくんのおっぱいをもみ、ちくびをびんびんとしげきします。また、小さくそそり立ったおちんちんをしごくのも忘れず、肉のついたみじかい首に、くちびると舌をはわせました。たかひさくんは、よだれをたらしながら、ほえるような太いあえぎ声を出し、二人のからだを背中からかかえました。
「あ、あああ、おおぉぉーっ! あっ、あっあっ、あおおぉぉーっ!」
「たかひさーーっ! いっ、いくっ、いくよぉぉーっ、あっ、あっ、あぁああーっ!!」
「あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あっ、あぁっ、あぁっ、あぁぁあーーっ!!!」
 3人は、それぞれほぼ同時にイって、おちんちんからあたたかい精子をいっぱい飛ばしながら、果てたのでした。たかひさくんはぐったりとし、3人はそれぞれ冷えていく体をあたため合うように、ずっとその場ではだかんぼのまま、だき合ってはなれないでいました。

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