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 やがて、角くんや小林くんたちを乗せたバスは、やつがたけに着きました。
 みんなは、長野の山をハイキングして、そこで山のわき水をのんだり、山の原っぱに到着すると全員で仲よくお昼ごはんを食べたり、夕方には山を下りて、今度はみんなでバーベキューをしたりして、とても楽しい時間を過ごしました。クラスのみんなはわいわいとさわぎながら、この林間学校をまんきつしているようです。


 そしてその間じゅう、角くんは、小林くんにこかんをさわさわとさわられたり、おしりをやわらかくもみしだかれたりされっぱなしだったのでした。
 角くんは、さっきバスの中で小林くんにズボンの中からおちんちんを出され、フェラされて射精させられてから、なんだかすっかり小林くんのなすがままになっていたのです。もちろん形の上ではていこうするのですが、小林くんがちょっと本気を出して、角くんのおちんちんをズボンの上からなまめかしくしごいたりし始めると、角くんはすぐていこうできなくなってしまい、なすがままになってしまうのでした。
 一度、ちょうどなだらかな山道でみんなで列になって歩いていた時、小林くんが角くんのほっぺに、軽くくちびるをふれさせました。角くんは、小林くんの顔をふり向いて見ます。そして、歩きながら二人は見つめあい、思い切って軽くキスをして、ちょっとだけ舌をくちゅくちゅとからませあいました。二人はすぐにはなれたのですが、周りの同級生たちはみんなびっくりしていました。でも、二人とももうエッチな気分になりすぎて、どうでもよくなっていたのでした。


 とうとうふたりはがまんできなくなって、一度トイレタイムの時に、ふたりでいっしょにトイレの個室に入りこみました。中から小林くんがカギをかけてしまって、ようやく安心すると、二人はどちらからともなくだき合って、深い深いキスをしました。その間じゅう角くんも小林くんも、おたがいの背中をいやらしくまさぐりあっています。二人で舌をおどらせながら、こしをこすりつけあい、ズボンごしでも分かるくらいに、ぼっきしたおちんちんをこすりつけ合っています。
 小林くんは口をはなし、「あぁ〜、もうダメ〜!」と言って、自分の半ズボンに手をかけると、下のブリーフごと一気にひざまでずり下ろしました。角くんも、ハーフパンツをずるりと下ろして地面に落としたあと、ついでブリーフも、ひざまでずり下げます。二人のおちんちんは、どちらもぼっきして、とうめいな液が糸を引いて光っていました。二人は、おたがいのおちんちんから目をはなさないままで、息をあらくしたまま顔と体を近づけあうと、おたがいのおちんちん同士を、まるでキスをさせるようにくっつけ、こしを密着させてこすりあわせ始めます。
 小林くんは角くんのおちんちんを、角くんは小林くんのおちんちんを、おたがいににぎると、こすりはじめました。二人のおちんちんの先っぽから、今までがまんしていたとうめいな液がどぱどぱと出てきます。二人はそれを指にねっとり付けながら、ローションのように使って、指をなまめかしく動かして、きとうをしげきし、しごきます。
「ああははああああああ」
「はぁっ、はぁっ、はああぁっ」
 先に、小林くんがイって、精液をどぱどぱと出しました。それから、その温かい精子を浴びてすっかりぬるぬるになったおちんちんをこすりながら、角くんもイきました。角くんの精子は、小林くんのTシャツに思いっきりかかってしまうほど、よく飛びました。二人はその処理をしてから、何食わぬ顔でみんなのところにもどりました
 その後、クラスのみんなはホテルにもどり、少しのあいだ自由時間を楽しみました。
 その時になっても相変わらず小林くんは、元気が回復してくると、角くんの体にだきついてあちこちをさわさわとさわったり、首すじに顔を近づけてなにごとかささやいたりしました。角くんも、口では「なんだよ」と言いながら、ぎこちなくもだいぶ慣れたようすで、二人はいちゃいちゃとくっついて、ずっとじゃれあっていました。


 そして、いつの間にか外は暗くなり、夕食を食べた後で、今度はおふろの時間がやってきました。
 小林くんの方は、いつも通りうきうきしていましたが、角くんはというと、まるで気が気ではなく、気分も落ちこんでいました。角くんは、ふたりだけでエッチするのならだいぶ慣れたのですが、みんなといっしょにおふろに入るとなると、こんなことをやっているのを他の人に知られたらどうしようと、角くんは改めて、いやな気分になっていくのでした。
 小林くんは角くんの手を引いて、おふろセットを持ったまま、部屋から大浴場にやってきました。
 青いのれんをくぐると、着がえ室の中はすでに数人の同級生たちがいました。浴場の中からも音がするので、他のクラスメイトたちがもう入っているようです。
 小林くんは、着がえ室に着くなりガバッと上のTシャツをぬぎ、下のズボンもすとーんと落として、見る見るうちに着ているものをぬぐと、カゴの中につっこんでしまいました。角くんも、周りの目を気にしながら(さっきはエッチな気分だったのでどうでもよくなっていましたが、今はそうでもないのです)、ぬぐのをためらいつつ、そろそろと服をぬぎ始めました。
 友だちの一人が、すでにブリーフ姿になっていた小林くんに、「……おいお前らさ、ずっとエロいことばっかしてただろ」と言いました。小林くんが見ると、他の男の子たちも興味しんしんに小林くんのことをのぞきこんできます。
「お前らホモなの?」と友だちが言いました。「えー?」と小林くんは困ったように笑い、角くんの方を見ました。
「ねー、どう思う、角ー」
「……」
 角くんは上半身をぬぎ終わり、ズボンをぬごうとしていたところでした。角くんは、ささっとズボンとパンツをぬいでしまうとカゴに入れて、ぶっきらぼうに「知らねーよ」と言いました。それから小さいタオルでこかんの前をかくし、浴場の中へ入っていこうとします。ブリーフ姿の小林くんは、角くんの体を後ろからつかまえて、「ねーどうしたの角ー」と言いました。
「はなせよ!」
「ねえ、オレたちホモなのかなあ?」
「ちげーよ! ちげーって!」
「でも角、ねー、オレちんちんたってきちゃった」
 そう言うと、小林くんは自分のブリーフを下ろして、そのそそり立ったおちんちんを見せびらかしました。まわりの何人かの男の子は、下品そうに高い声でキャッキャと笑いました。角くんは、困ったように小林くんのことを見ています。
 次に小林くんは、今度はなんと自分のおちんちんをもって、オナニーをしはじめたのです。まわりの男の子たちは、相変わらず笑っていましたが、何人かはちょっとどきどきした顔で、小林くんの目を見つめていました。
「ああん、あ〜、気持ちいい、気持ちいいよ、あぁん……」
「やっ、やめろよ! 何してんだよ!」
 角くんははずかしさに思わずさけんで、それから浴室の方に入って行ってしまいました。小林くんは、「あーっ、待ってー」と言いながら、パンツをぬいで自分のかごに投げると、角くんの後を追いかけます。他のみんなも、続いて中に入りました。

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